AGAに最初に気がついたきっかけは20代前半でした。
当時はバンドマンだった僕は、若気の至りで髪を銀色にしようと激しいブリーチを何度も続け、不摂生な生活を続けていました。
その結果、ある日を境にして急に髪質が変わり始めたのです。
太くてコシがあり、ツヤツヤだった髪の毛がパサパサしてきて、なんか元気が無くなってしまったような感じでした。
それからフケがひどくなり、しばらくしてから抜け毛がひどくなってきました。
若ハゲというのは本当に悲惨なものです。
一番は人から笑い者にされたり、ネタにされるという点ですかね。
目が見えない人や、事故で腕や足がなくなってしまった人たちには優しくするのに、どうしてハゲを笑うのでしょうか。
本質的には何も変わりがないはずなのに。
けれど、僕もどちらかというとバカにしていた方の人間でした。
まさか自分がハゲるとは夢にも思っていなかったですから。
そういうわけで後退していく生え際を取り戻すべく、毎日ネットでサイトを見漁り情報収集するようになりました。
海外サイトなども調べていくうちに分かりましたが、どうやら自分のハゲは男性ホルモンが悪さをしている可能性が高いということ。
まずは投薬で男性ホルモンの中の悪さをする物質をブロックすることが重要だということを知りました。
プロペシアとミノキシジルという治療薬が現在最も効果があるという事だったのですが、まだ楽観的な考えを持っていた自分は医薬品を使ったりクリニックに行くほどでもないだろう、しばらく様子をみようと、育毛シャンプーを使用したりしながら様子を見ました。
さらに2年ほど時間が経ち、もう後に引けないほど前頭部の髪の毛が後退してしまっていました。
ハゲる前はイケメンキャラでそこそこモテていたので、これは本当にきついです。
自分のアイデンティティーが音を立てて崩れ始めるのを感じました。
そして藁にもすがる思いで、プロペシアとミノキシジルの服用を開始しました。
入手方法は専門の個人輸入にしました。
その方法が一番コストが安かったので。
初めのうちは疲れやすかったり、寝ても疲れが取れなかったり変な感じでしたが、まず抜け毛が少なくなっているのを感じました。
それから徐々に産毛が伸びている事を確認。
ここまでで約半年ほどです。
最後に副作用で注意する点ですが、ミノキシジルはもともと高血圧の患者の血圧を下げるための薬なので、基本的に健康に自信がない人は服用しない方がいいです。
最終手段だと思ってください。
あとは、全身の毛という毛が濃くなります。
それでも髪を蘇らせたいという覚悟のある方だけ服用を。
プロペシアはホルモン系に影響を及ぼすため、妊婦の方は触るのも厳禁です。
個人輸入はコスト的なメリットが非常に大きいですが、デメリットもあります。
安全性が保障されていないこと、診察がないため症状に合っているかどうかわからないことなどです。
メリットとデメリットは表裏一体なので、自分の優先順位をはっきりさせて個人輸入を選ぶか、クリニックで処方を受けるか、決めるとよいと思います。