AGA薬はなぜ保険適用の対象外なのか?


男性の抜け毛や薄毛といえば、AGA(男性型脱毛症)という言葉が思い浮かびますが、最近になってようやく「AGAは医療である」ということが広く認知されるようになりました。

病院やAGAの専門クリニックで処方されるプロペシア(フィナステリド剤)やミノキシジルなどのAGA治療薬は、処方薬であることから、育毛剤の様にドラッグストアなどで市販されておらず、簡単に購入することはできない様になっています。

また、プロペシアなどの処方を含む「AGAの治療」というのは、自由診療であるため、健康保険の適用対象から外れています。

そのため、全額実費負担となり、その費用も高額です。

また、自由診療であることから、クリニックによって処方料も異なるため、一概に「プロペシアはいくら」といった価格の目安がありませんが、相場としては「月額10,000円~15,000円ほど」と言われています。

これはあくまでプロペシアの費用で、これに加え、初診料や、ミノキシジルを併用している場合はその費用もかかります。

では、なぜAGA治療は保険適用の対象外なのでしょうか。

前述した通り、AGA治療は自由診療に該当します。

自由診療とは、簡単に言うと、「(その効果や有効性などから)医師は認めたが、国は(7割の費用を負担するほどまでは)認めていない」治療のことで、「海外で行われている最先端の抗がん剤治療」などがこれにあたります。

AGA治療は、この自由診療に該当するため、全額自己負担となるのです。

新しい医療が「保険診療となるか自由診療となるか」については、「専門家の意見を聞いて個々に判断している」という、厚生労働省の正式な回答があります。

驚くべきことに、保険診療の対象となる、具体的な基準というものは存在していないのです。

海外では、発毛効果がありながら安全性が確認されているAGA治療薬が多数開発されていますが、プロペシアが医薬品として承認されるまでにかなりの時間を要した経緯があることからも分かるように、日本では「厚生労働省の認可や承認が下りるまでのスピードが遅い」ことが原因となって受けられない治療法がたくさんあります。

幸い、AGAは「命に関わる病気」ではないため、保険適用外であっても、全額自己負担で治療を受けるかどうかは個人の自由ですが、難病にまつわる高度な治療を「自由診療」として全額自己負担を強いられている人も存在するので、国の許認可については、もう少し柔軟な対応をしてもらいたいものです。

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