男性の薄毛治療と言えば、プロペシアが有名であることは、AGAに関心がない人もご存じかと思います。
プロペシアやそのジェネリック医薬品であるフィンペシアなどに代表される「フィナステリド剤」と呼ばれるAGA治療薬は、AGA(男性型脱毛症)の治療を検討する男性の多くが、はじめに処方される薬です。
これらAGA治療薬は、AGAの専門クリニックや皮膚科などの病院で診察を受け、医師によって処方されます。
処方薬ということは効果も強く、当然ですが、副作用(EDなど)のリスクもあります。
用法や容量を守って服用しないと、効き目がなくなるどころか、場合によっては健康を害する恐れもあるため、育毛剤や育毛シャンプーのようにドラッグストアなどで気軽に購入できる訳ではありません。
プロペシア(フィナステリド剤)は、飲む育毛剤と呼ばれており、服用するタイプのAGA治療薬であるため、医師にとっても処方をするだけの簡単な治療となるため、多くのクリニックや病院で処方されていますが、このプロペシアは、いつ飲めばよいのでしょうか。
インターネットのAGA情報サイトを見ても、「プロペシアはいつ飲めばいいのか」という質問をよく目にしますが、飲む時間帯に関しては指定はありません。
また食後か食前かについても指定がありません。
むしろ、飲む時間帯やタイミングよりも、周期性の方が重視される薬と言えます。
プロペシアは、主成分である「フィナステリド」が、体内にある男性ホルモン「テストステロン」が、薄毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)へと変換する原因である「5aリダクターゼ」という酵素を抑制することで、結果的に発毛を実現します。
プロペシアは、フィナステリドの血中濃度を一定に保つため、毎日1.0mgを服用する必要がありますが、このフィナステリドは24時間周期で体内から消えるため、「24時間ごと」に服用します。
どのクリニックでも、診療時や薬を処方される際には同じことを言われるはずです。
ただし、他の薬との併用は避けた方がよいでしょう。
プロペシアは24時間周期で規則正しく飲むことを推奨されていますが、肝臓に負担がかかる薬なので、同じく肝臓に負担をかけるアルコールを飲むと、肝臓への負担は大きくなります。
また、プロペシアと同じく有名なAGA治療薬としてはミノキシジルがありますが、こちらは、もともと「血圧降下剤」として開発されたことからも分かるように、血圧に大きな影響を与えるため、さらに注意が必要でです。
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