年齢と共に男性は「ハゲ」のリスクが高まります。
しかし、生活に支障をきたす病気ではないため、抜け毛が増えて薄毛状態になったからといって、さほど気にしない男性もいます。
しかし、最近になってAGA(男性型脱毛症)治療という医学が登場したため、薄毛に悩む日本中の男性が興味をもち、プロペシアなどのAGA治療薬によって抜け毛の改善を実現しています。
AGA治療薬は、フィナステリドが含まれた「プロペシア」や、血管拡張作用があるミノキシジルなどが有名で、これらの名称は誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。
しかし、これらAGA治療薬は、医師による処方が必要な薬であるため、AGAの専門クリニックや皮膚科など、医療機関でしか入手できません。
さらに保険適用の対象外であるため、実費での購入となり、例えば「プロペシア1か月分の費用は約10,000円前後」かかるなど、非常に高価です。
そのため、発毛の効果を実感していながら、経済的な理由で服用を止めてしまう人もいます。
ここで浮かぶのが、「プロペシアなどのAGA治療薬は一生飲み続けなければいけないのか」という疑問です。
結論から述べると、「プロペシアは服用期間中しか効果を発揮しない」ため、服用を中止すると抜け毛の症状が再度起こります。
このことによく注意して服用するべきですが、「飲み続けている間しか効果がなくてもいい」という男性も一定数います。
例えば20代などの若年性AGAの場合です。
いわゆる若ハゲはコンプレックスを抱きやすく、薬の服用で抜け毛が止まるなら「飲み続けている間だけしか効果がなくてもいい」と考えるものです。
また、ある程度の年齢(50代以上)になれば、「薄毛が普通」と認識される年齢であるため、「服用を止めてまた薄毛になってもいいか」と考える人もいます。
これらは考え方の問題なので、一概に「こうするべき」と言えるものではありません。
また「薬のやめどき」について、一つの目安として言えるのは、「副作用が気になりだしたらやめる」という判断です。
プロペシアは、男性ホルモンを抑える薬であるため、服用には勃起障害や精力減退などのリスクを伴います。
そのため、これらの副作用が気になりだしたら、薄毛の再発と引きかえに服用をやめるという選択肢もあります。
また、薬以外の方法で、薄毛の原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の分泌を抑制したり、市販の育毛剤(リアップなど、ミノキシジルが含まれるもの)の使用に切り替えていくなどの方法もあります。
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