AGAの治療薬は継続して服用することが大切であることは知られていますが、どれくらいの期間飲み続ければよいのでしょうか。
ここでは、クリニックや病院で処方される2大AGA治療薬である、ミノキシジルとプロペシアの服用期間について説明します。
まず、最も有名なプロペシアは、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性型脱毛症の原因となる害のある男性ホルモンを抑える効果のあるフィナステリドが含まれた錠剤です。
毎日1錠飲み続けることによって脱毛をストップさせます。
プロペシアの効果が現れるまでの期間は、およそ6か月と言われており、早い人であれば3か月ほどで発毛効果が見られます。
遅い人でも1年ほどで効果が現れることから、1年飲み続けても薄毛が改善できなければ別の方法を検討する必要があります。
そもそもプロペシアは、「飲み続けている間だけ」効果があり、服用を途中で止めると、元の体質に戻るため、脱毛が進行する可能性があります。
プロペシアには、約1割の確率で発症するEDなどの副作用リスクがありますが、もし副作用が現れたとしても、プロペシアの服用を中止すれば、同時に副作用も消えます。
とにかく、プロペシアを服用する期間の目安は約6か月と考えおけばよいでしょう。
そして、もう一つの代表的なAGA治療薬であるミノキシジルについてはどうでしょうか。
ミノキシジルもプロペシアと同じく、ある程度の期間中、服用する必要があります。
ミノキシジルは、服用しはじめてから約3か月ほどで「初期脱毛」と呼ばれる脱毛が起こります。
これは、副作用ではなく、血行促進によって成長した新しい毛根が、今までの細い毛髪を押し出すことによって抜け落ちる現象ですが、この初期脱毛が起こると
- 副作用で抜け毛が再発した
- 薬の耐性がついて効果がなくなった
と勘違いして服用を止めてしまうケースが多いようです。
この場合、決して慌てずに、処方して貰ったクリニックの医師に相談するなどして、その原因を判断してもらうのが賢明です。
この初期脱毛を経てから、ミノキシジルを使用する期間の目安も約1年ほどと言われていますが、プロペシアと同じく、服用を止めると効果もなくなります。
費用や体への負担を考えると、いつまでも飲み続けることはよくありません。
そのため、薬の服用期間中にプロペシアやミノキシジルによって正常化した頭皮を、体質改善や市販の育毛剤などに切り替えていくことによって、効果の維持を調整していくことが最も理想的な服用方法と言えます。
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